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第三話はこちら

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名無しの歴史部員 2017/08/17(木)22:25:54 ID: ID:1M2

(*^◯^*) ペラペラ

(*^◯^*)「ん、今日の日鍵は『3-1-2』の『M-W-C』なんだ」

(●△●)「了解。んじゃローターを動かして……」

(●△●)カシャカシャ

(●△●)「よし、プラグボードの配線は特定したよ」

(*^◯^*)「あとは、メッセージ鍵を解読して……」カシャカシャ

(●△●)「その鍵で、それぞれの暗号文を解読……と」カシャカシャ

(*^◯^*)「ふむふむ……今日も特に目立った動きは無さそうなんだ」

(●△●)「いやぁ、敵の動向がわかる安心感たるや、解読前には味わえなかったものだね」

(*^◯^*)「今にドイツ軍が襲ってくるんじゃないかとビクビクしてたのが嘘みたいなんだ」


エニグマの解読システムが確立したことによって、ポーランド軍の対外的な緊張は和らいだ
対ドイツにおいて、不意を打たれないというアドバンテージは、彼らにこの上ない安堵感を与えたのである




 

181名無しの歴史部員 2017/08/17(木)22:29:13 ID: ID:1M2

だが、6文字暗号の脆弱性に気付いていなかったものの、ただ解読されて終わるだけのドイツでは無かった



1937年


('ω`)「皆……大変」

(●△●)「?」

(*^◯^*)「ルジェツキ君? 何かあったんだ?」

('ω`)「ドイツ……暗号の送信方法……変えた」

('ω`)「あの対応表で……解読できない」

(*^◯^*)

(;*^◯^*)「え?」

(;●△●)「なんだって……?」


ドイツ軍がリフレクターを別のものに交換し、これまでの対応表が使えなくなったのだ




183名無しの歴史部員 2017/08/17(木)22:32:07 ID: ID:1M2

(;●△●)「そんな……じゃあ、もう一度対応表を作れというのかい?」

(;●△●)「もう一年かけて? そんなの無理に決まってるよ!」

(;*^◯^*)「落ち着くんだジガルスキ君! 何か方法があるはずなんだ!」

(●△●)「で……でも、あの対応表が使えないとなると、もう解読しようがないよ」

(*^◯^*)「……」

(*^◯^*)(もう一度、対応表を作る……は論外なんだ。時間のこともあるけど、今回のようなことが起これば、またおじゃんになるんだ)

(*^◯^*)(同じ轍は踏まねえんだ。多少、送信方法が変わろうが、対応できる解読方法が必要になるんだ)

(*^◯^*)(幸いにも、6文字暗号はまだ続けてやがるんだ。付け入る隙はあるはずなんだ)


――




184名無しの歴史部員 2017/08/17(木)22:35:19 ID: ID:Ks0

(*^◯^*)「ふう……たまには、こんな店でのんびりするのも悪くないんだ!」

(*^◯^*)「ジガルスキ君、なに食べるんだ?」

(●△●)「……それじゃあ、このアイスクリームにしようかな」

(*^◯^*)「じゃあ、同じやつにするんだ!」

(●△●)「……」ブツブツ

(●△●)「……」ブツブツ

(●△●)「もうダメかも……」ブツブツ

(*^◯^*)「……」

(●△●)「だって……対応表使えないし……作ったとしても送信方法が変われば……」ブツブツ

(*^◯^*)「……」

(●△●)「だいたい……マシンに人間が敵うわけが……」ブツブツ

(*^◯^*)「……」




185名無しの歴史部員 2017/08/17(木)22:38:43 ID: ID:1M2

(*^◯^*)「マシンに人間は敵わない?」

(●△●)「そうだよ……だって処理速度が違いすぎるよ」

(●△●)「暗号化のスピードも人力でやるのとは桁違いだし」

(*^◯^*)

(*^◯^*)「クックック……その通りなんだ」

(●△●)「……どうしたの、レイェフスキ君?」

(*^◯^*)「本当に僕は馬鹿だったんだ。なんで、こんな簡単なことに気づかなかったんだ」

(*^◯^*)「動作性能において、人間はマシンに敵わない……なら、マシンと戦うべくは人間じゃないんだ」

(*^◯^*)「目には目を、歯には歯を、マシンにはマシンで対抗すればよかったんだ」

(●△●)「マシンで……?」

(*^◯^*)「ジガルスキ君は『暗号化のスピードも人力でやるのとは桁違い』と言ったけど……」

(*^◯^*)「それは『解読』においても同じことが言えるんじゃない?」




187名無しの歴史部員 2017/08/17(木)22:41:21 ID: ID:1M2

(*^◯^*)「僕はさっそく解読マシンの制作に取り組むんだ」

(*^◯^*)「ドイツ軍のメッセージを解読できないままにしておくだなんて、僕には出来ないんだ」

(*^◯^*)「……もう二度と、侵攻の恐怖に慄きたくないんだ」

(●△●)「レイェフスキ君……」

(●△●)(そうだ……そうじゃないか。レイェフスキ君はいつだってそうだ)

(●△●)(一つ一つの小さな発見から解読原理を編み出して、僕らに希望を与えてくれた)

(●△●)(そして、今も諦めないでいる。ドイツに支配されまいという執念を糧にして……)

(●△●)(僕は……僕はなにが出来る? なにが出来た?)

(●△●)(希望を無くさせるようなことをグチグチ言ってるだけで……)

(●△●)(僕は……!)ギリッ




190名無しの歴史部員 2017/08/17(木)22:44:32 ID: ID:1M2

(●△●)「レイェフスキ君、僕も手伝うよ!」

(*^◯^*)「おお、ありがとうなんだ! ジガルスキ君がいれば百人力なんだ!」

(●△●)「……レイェフスキ君」

(●△●)「あんな愚痴をこぼした僕が言うのもなんだけど……」

(●△●)「マシンと人間、どちらが優れてるのかを上げるなら、やっぱり人間かなって思ったんだ」

(●△●)「だって、レイェフスキ君が成し遂げたこと全て、マシンじゃ出来なかったことだから……」

(●△●)「6文字暗号から呼応関係を発見、それを元にしたループ構造の構築、プラグボードとローターを分離するという発想……」

(●△●)「これも、全てマシンじゃ出来なかったんだ。これから作るマシンでも不可能だと思う」

(*^◯^*)「……」




191名無しの歴史部員 2017/08/17(木)22:48:38 ID: ID:1M2

(●△●)「レイェフスキ君は、『人間はマシンに敵わない』と言ってた……というより言わせちゃったんだけど」

(●△●)「よく考えれば、僕達の力は、確かにあのエニグマに通じたんだ。だからその……」

(●△●)「人間は……いやレイェフスキ君がマシンに劣っていることはないと……そう言いたかった」

(*^◯^*)「……ありがとうなんだ」

(*^◯^*)「もちろん、人間が完全にマシンに劣っているとは思っていないんだ」

(*^◯^*)「それは、ジガルスキ君が言っていた『発想』という点でもそうなんだけど……」

(*^◯^*)「マシンに無くて、僕らにあるもの……。そして、解読の原動力となったもの。それは『恐怖』なんだ」

(●△●)「……そうだね」

(●△●)(『……もう二度と、侵攻の恐怖に慄きたくないんだ』 これはレイェフスキ君だけじゃなく、僕達みんなの行動原理だろう)

(●△●)(機械には危機意識がない……けど人間にはある。そして、それを力に変える能力を持っている)

(●△●)(僕たちはマシンに負けやしない。ドイツ軍、少し送信手順を変えただけで、僕達から逃れられると思うなよ……!)



そして、レイェフスキ達はエニグマ解読機『ボンブ』を開発した
名前の由来は諸説あるが、レイェフスキが食べていたアイスクリームの名前が『ボンブ』だったからと言われている

この機械は、17576通りのローター設定の中から、正しい設定を総当り方式で特定していくといったものだった
ローターの配置は6通りなので、機械は6台設置。これにより、ポーランドは再び、エニグマを解読できるようになる




193名無しの歴史部員 2017/08/17(木)22:51:55 ID: ID:1M2

そして、彼らの快進撃はこれだけではなかった


(*^◯^*)「ジガルスキ君。ループ構造についてちょっとした発見があるんだ」

(●△●)「どれどれ?」

(*^◯^*)「全て要素数2のループである置換が2つあるとするんだ。この置換を組み合わせたとき、同じ要素数のループ構造が――」ペラペラ

(●△●)「な、偶数になるだって! まさかこれは逆も成り立つんじゃ……だって――」ペラペラ

(*^◯^*)「そうなんだ。任意の要素をa1とすれば、a2、a3……と順列が出来上がり――」ペラペラ

(;・`ω・´)「待て……お前たちの言ってることが全くわからんぞ!」


レイェフスキは、ループ構造の法則性と群論を組み合わせ、『レイェフスキの定理』を構築する
この定理は、正解の候補を絞り込み、解読速度を速めるのに役立った




194名無しの歴史部員 2017/08/17(木)22:55:37 ID: ID:1M2

『どうせ解読されまい』というドイツ軍の慢心と油断も、エニグマ解読を助ける結果となる


(●△●)「また、メッセージ鍵が『ABCABC』だね。他にも『AAAAAA』とか『BBBBBB』とか、ドイツ軍ってこういうところがルーズだなぁ」

(●△●)「そりゃ、何百回と変えるわけだし、ずっとランダムに選ぶのも骨が折れるんだろうけどさ……」

(●△●)

(*^◯^*)

(●△●)「いや……これって」

(*^◯^*)「ああ、使えるんだ」

(*^◯^*)「今日届いた6文字暗号の中で、一番出現頻度が高いのはなんなんだ?」

(●△●)「えっと『BOYLLQ』だね」

(*^◯^*)「ならそれが『ABCABC』を換字したものと決め打ちするんだ」

(*^◯^*)「これで、当たれば儲けもんなんだ」


この特定法を『レイェフスキの定理』と組み合わせることで、エニグマの暗号はより解読しやすくなった




195名無しの歴史部員 2017/08/17(木)22:58:19 ID: ID:1M2

(●△●)「レイェフスキ君、新しい解読法を考えてみたよ!」

(*^◯^*)「え、ホントに?」

(●△●)「うん、この穴の空いたシートを6枚使うんだけどね」

(●△●)「これで、穴の空いた所に書いてある文字から、平文を絞り込んでいくんだ」

(●△●)「この方法の特筆すべき点は、プラグボードの配線を全く考慮しなくてもいいということなんだ」

(*^◯^*)「おお! それは便利なんだ! 1000億通りを最初から考えなくていいのはやっぱり強いんだ」


レイェフスキだけでなく、ジガルスキやルジェツキ、ビュロ・シフルフの局員各々による創意工夫が実を結び、送信される暗号の7割を解読することができるようになった
レイェフスキ自身は、もう少し人手があれば、9割解読することも可能だったと後に語っている




196名無しの歴史部員 2017/08/17(木)23:01:13 ID: ID:1M2

(*^◯^*)「あ! また三番ボンブが故障してるんだ! ルジェツキ君、修理頼むんだ!」

('ω`)「はい……」

(;●△●)「うわぁ! 大量に暗号が! みんな、手伝って!」

(*^◯^*)「今行くんだ!」

局員「おーい! 五番ボンブも故障してるぞ!」

(;*^◯^*)「な! 一週間前に修理したばっかなのに! しゃーねーんだ、また修理するしかねえんだ!」


('ω`;)

(;●△●)

(;*^◯^*)


( ・`ω・´)「……」

( ・`ω・´)(フフ……うまくいっているようだな)

( ・`ω・´)(やはり、彼らに『日鍵表』を見せないでいたのは正解だったかな?)




197名無しの歴史部員 2017/08/17(木)23:04:15 ID: ID:1M2

~~~~~

(;・`ω・´)「な……これは、我々が欲してやまなかった日鍵表ではないですか!」

上司「ああ、例によってフランスからのプレゼントだ」

( ・`ω・´)「これさえあれば……もう彼らの仕事は終わりですね」

上司「まあ、解読作業は引き続き進めてもらうわけだが、今までより作業量は少なくなるだろうな」

( ・`ω・´)「……ありがとうございます。活用させていただきます」

上司「ああ、よろしく頼んだぞ。ランゲル少佐」


( ・`ω・´)「……」

( ・`ω・´)「この日鍵表があれば、彼らに過重な負担をかけることはなくなる……」

( ・`ω・´)「彼らのことを思うなら、これからは日鍵表によって解読を進めるべきだが……1つ問題がある」

( ・`ω・´)「日鍵表が無くなったら、その後はどうする?」




198名無しの歴史部員 2017/08/17(木)23:07:18 ID: ID:1M2

( ・`ω・´)「日鍵表はいつか、入手できなくなるだろう。戦争に突入すれば、ドイツの内通者も動きづらくなるだろうしな」

( ・`ω・´)「つまり、いずれは日鍵表無しに解読を進めなければならんということ……」

( ・`ω・´)「……」

( ・`ω・´)「……彼らには悪いが、この日鍵表は引き出しに隠しておくか」

( ・`ω・´)「来るべきときに備え、彼らに解読の訓練を積ませておかねばならんのだ」

~~~~~

( ・`ω・´)(ボンブ、ジガルスキのシート、その他もろもろの解読システム……)

( ・`ω・´)(血肉を振り絞る思いで作り上げたであろうこのアイデアも、日鍵表を見せていたら生まれなかったのだろうな)


ランゲル少佐のこの判断は、レイェフスキ達に、技術革新の余地をもたらしたと言えるだろう
思考の全てを暗号解読に注ぎ込む毎日を送らせていたからこそ、彼らは画期的な解読法を紡ぎ出すことが出来たのだ




199名無しの歴史部員 2017/08/17(木)23:10:23 ID: ID:1M2

しかし、どうしようもなく残酷な現実は唐突にやってくる



1938年

(*^◯^*)「あれ? ボンブでの解読が進まないんだ」

(●△●)「……僕のシートでも、うまくいかないや」

(*^◯^*)

(;*^◯^*)「なんか、嫌な予感がするんだ」

(;●△●)「ドイツ軍がまた何かやってきたのかな?」

――

(;・`ω・´)「な……なんだと!?」

(*^◯^*)「ど、どうしましたか局長」

(;・`ω・´)「エニグマに……2つのローターが追加されたようだ!」

(;*^◯^*)「え?」

(;●△●)「そんな……!」

今まで、ローターの種類は1,2,3のみだったが、新たに4,5が追加
よって、ローター配置の組み合わせは、P(5,3)=5・4・3=60通り
今までの10倍に膨れ上がった




200名無しの歴史部員 2017/08/17(木)23:13:10 ID: ID:1M2

(;*^◯^*)「な……なら、ボンブを60台設置するんだ! それなら、対応でき――」

(;-`ω-´)「無理だ……ビュロ・シフルフの年間設備費用は知っているだろう」

(;-`ω-´)「その15倍もの費用がかかる……それだけの予算はポーランド軍に残されていない」

(;・`ω・´)「それに、それだけのボンブをどう管理する? 毎日のように修理に追われ、6台の運用ですら大変だったろう」

(;*^◯^*)「……」

(*^◯^*;)「ジガルスキ君!」

(;●△●)「僕のシートの枚数も、10倍に膨れ上がるわけだけど……それだけのシートを作り上げるには、時間が足りない」

(;●△●)「何より、ローター4,5の配線を知る必要がある。ドイツ軍の情報が必要になるよ」

(;・`ω・´)「わかった……上司にかけあってみよう」

(;・`ω・´)(そして、日鍵表を……今こそ、これが必要なときだ!)




201名無しの歴史部員 2017/08/17(木)23:16:16 ID: ID:1M2

――

(;・`ω・´)「な、なぜです!? なぜ、内通者がフランスとの接触を拒んでいるのですか!?」

上司「さあな……しめつけが厳しくなったのか、理由はわからんが」

上司「そういうわけで、日鍵表は手に入らなくなった」

(;・`ω・´)「馬鹿な……こんな馬鹿な話があるか」

(;・`ω・´)「いざ、必要になった時に限って手に入らなくなるなど……」




202名無しの歴史部員 2017/08/17(木)23:19:16 ID: ID:1M2

そして一ヶ月後、4本のプラグが、ビュロ・シフルフに追い打ちをかける
これによって、プラグボードで交換される文字は6組から10組に増えた

ローター数は3個から5個に、プラグは6本から10本に
これだけ見ると大したことがないように思えるが……


初期状態の組み合わせは 158962555217826360000(約1垓5900京)通りという、宇宙すらかすめる膨大な数となった



この圧倒的な組み合わせを前に、ビュロ・シフルフの局員達は為す術が無かった
『膨大な数』に対抗するため呼び出されたレイェフスキだったが、彼を負かしたものもまた『膨大な数』だったのだ




203名無しの歴史部員 2017/08/17(木)23:20:54 ID: ID:aWz

ヒエッ・・・




204名無しの歴史部員 2017/08/17(木)23:22:08 ID: ID:1M2

――1939年9月1日 ドイツ軍がポーランドへ侵攻開始


( ・`ω・´)「みんな、準備はいいか」

(ヽ*´◯`*)「……」

(●△●)「……」

( ・`ω・´)「急いで、この国から出るぞ」

(ヽ*´◯`*)「ランゲル少佐……」

(ヽ*´◯`*)「僕は……僕のやってきたことはいったいなんだったでしょうか……」

( ・`ω・´)

(ヽ*´◯`*)「結局、肝心な時に限って、役に立てませんでした……」

(ヽ*´◯`*)「この最悪の事態を回避するための暗号解読だったのに……」

(ヽ*´◯`*)「僕たちがやってきたことは全て無駄――」

( ・`ω・´)「その先は言わせんぞ、レイェフスキ」




205名無しの歴史部員 2017/08/17(木)23:25:26 ID: ID:1M2

( ・`ω・´)「君たちが作り上げたものは、断じて無駄ではない」

( ・`ω・´)「なぜなら、それらは、とある二国へ受け継がれているからだ」

(ヽ*´◯`*)「……え?」

( ・`ω・´)「解読が進まなくなったとき、私はある考えに至った」

( ・`ω・´)「物資が不足するポーランドでは、君たちの着想を最大限に生かせなかった」

( ・`ω・´)「しかし、大国イギリス、フランスなら、それが可能ではないか……とね」

( ・`ω・´)「そして、この二国の上級暗号担当官をワルシャワに招き、我々の成果の全てを託したのだ」

( ・`ω・´)「鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしていたよ。あの弱国ポーランドが、すでにエニグマを解読していたというのだからね」

( ・`ω・´)「恐らく、我々からの情報を元に、この二国はさらに高度なエニグマ解読法を確立することだろう」

( ・`ω・´)「もう一度言う。君たちが作り上げたものは、断じて無駄ではない」

( ・`ω・´)「君たちの執念の結晶は、場所を変えてより高い次元へ昇華されるのだ」

( ・`ω・´)「何時間と暗号文を睨み通していたことも……机が黒ずむほど計算式を書き続けた日々も……」

( ・`ω・´)「今日までの何をとっても、無駄なことなど一つも無いんだ」

(ヽ*´◯`*)

(*;◯;*)

( ・`ω・´)「……さて、出ようか。ドイツ軍がいつここまでくるか分からない」

(*;◯:*)「は……い」




207名無しの歴史部員 2017/08/17(木)23:28:25 ID: ID:1M2

同年10月6日、ポーランド侵攻が完了した
これを受け、英仏がドイツに宣戦布告
第二次世界大戦へと突入する




208名無しの歴史部員 2017/08/17(木)23:31:55 ID: ID:1M2

これで、レイェフスキ編は終わりやで
ほな……



補足 初期状態の組み合わせ


ローターの配置は、5個のローターの内、3個を並べる順列なので、P(5,3)=5・4・3=60(通り)

ローター設定はこれまでと変わらず、26^3=17576(通り)

プラグボード配線の組み合わせは、>>74と同じように求めればよい
ただし、プラグが10本なので、[1]の操作を10回繰り返すことと、6!ではなく10!で割ることに注意する

C(26,2)×C(24,2)×C(22,2)×C(20,2)×C(18,2)×C(16,2)×C(14,2)×C(12,2)×C(10,2)×C(8,2)/10!=150738274937250(通り)

以上より、初期状態の組み合わせは

60×17576×150738274937250=158962555217826360000(通り)




補足 ソ連の脅威


ビュロ・シフルフは、ドイツだけでなく、ロシア(ソ連)にも通信監視を行っていた
その成果が如実に現れたのが、ポーランド・ソビエト戦争
ソビエト軍がワルシャワに迫った1920年の8月だけでも、400件もの暗号を解読していた
レイェフスキが入局していないときから、その解読能力はトップクラスだったといえるだろう




210名無しの歴史部員 2017/08/17(木)23:37:33 ID: ID:rhp

おつやで
そろそろやきうのおにいちゃん出てくるかな




211名無しの歴史部員 2017/08/17(木)23:45:59 ID: ID:3tk

かっよすぎて鳥肌たつわ




212名無しの歴史部員 2017/08/18(金)00:50:32 ID: ID:0g9

きてたんか、面白かったわ




213名無しの歴史部員 2017/08/18(金)06:10:52 ID: ID:f4J

おつおつ
おもしろかった!




引用元:彡(゚)(゚)「エニグマ解読……?」