2右 頻婆娑羅・韋提希 子供が欲しいという理由で仙人を殺す
3左 頻婆娑羅・韋提希 で生まれてきた子が自分たちに復讐すると分かると実の子を殺そうとする
4一 釈迦 息子にラーフラ(邪魔者)と名付ける
5二 南泉 猫を真っ二つに切る
6三 蓮如 仏像を焼き払う
7遊 とある王様 マンゴーが食べたいという理由で猿を皆殺しにしようとする
8捕 空海 弟子を引き抜く
9投 比叡山僧侶 論争に負けた腹いせに寺を襲撃
2:名無しの歴史部員 ID: ID:E9U
相手を呪い殺す はマジ?
5:名無しの歴史部員 ID: ID:xn2
密教僧は国から命じられてたまに敵軍調伏の呪術をやってるけど殺してはいいひんのちゃうかな
3:名無しの歴史部員 ID: ID:xn2
蓮淳は本願寺教団において前門主の子供と言う立場から、門主の後見人を務め事実上の最高権力者だった人物
その横暴さや権力欲は様々な逸話として残るが特に有名なのがこの事件
堅田の本福寺は先祖の蓮如の代から門主一族を支援していた寺だが、布教している場所が蓮淳の受け持つ寺と同じエリアにあり、蓮淳は信者を取られているように感じていた
そこで蓮淳は最高権力者の立場を利用して本福寺を数回に渡り破門する
最終的にこの事件は当時の本福寺住職が困窮のあまり餓死して終わるという胸糞話
4:名無しの歴史部員 ID: ID:JMI
6:名無しの歴史部員 ID: ID:xn2
3左 頻婆娑羅・韋提希 で生まれてきた子が自分たちに復讐すると分かると実の子を殺そうとする
頻婆娑羅王と韋提希夫人はインドのマガダ国の国王夫妻
二人は自分たちに子供が出来ないことを悩んでいた
三年後、近くで修行している仙人が死ぬと、自分たちの子供に生まれ変わるという予言を聞くと、三年が待ちきれなかった二人は仙人を殺してしまう
その後無事子供が生まれるが今度は生まれ変わった仙人が、自分たちに復讐するという予言を聞き、子供を殺そうと妊婦の体で身投げする
最終的の子供は助かったものの手に障害が残ってしまう
後にこのあらましを聞いた王子は当然ブチギれ反乱を起こし王を幽閉して婦人も追放する
この事を嘆いた夫人は釈迦に助けを求めるが、その際に「自分はどうしてこのような目に合わなければいけないんでしょう」みたいな事を平気でのたまう屑っぷり
7:名無しの歴史部員 ID: ID:xn2
若き日の釈迦はインドのある国の王子だったが、生きることの苦しみを嘆き出家しようとする
だが妻との間に子供が生まれてしまう
そこで王子は自分の出家を妨げる者という意味で子供にラーフラ(邪魔者、妨げ、障害などといった意味)と名付ける
8:名無しの歴史部員 ID: ID:LLG
12:名無しの歴史部員 ID: ID:xn2
禅問答に残る逸話
ある日南泉和尚は弟子たちが子猫を巡って言い争っていうのを見かける
すると南泉は弟子たちに「言え!言え!」と叫ぶ
弟子たちが何も言えずにいるとたちまちに南泉は猫を真っ二つに切り捨てる
後で優秀な弟子がその話を聞いて頭に靴を乗せた
それを見た南泉は「お前がいれば殺さずに済んだのに」と言ったという
僧侶が殺生を犯すというかなりインパクトのある話
南泉の真意はワイには分からない
58:名無しの歴史部員 ID: ID:ioF
ワイが聞いた話だと修行僧たちが子ネコちゃんを囲んでキャッキャウフフの濃密な法戦を繰り広げてたいう事やったんやが
60:名無しの歴史部員 ID: ID:xn2
ワイは猫の取り合いみたいなニュアンスで聞いたで
ただ原文は言葉足らずでそこまで分からんのよね
そういうとこで解釈が分かれるんもあるあるやと思うわ
13:名無しの歴史部員 ID: ID:xn2
浄土真宗中興の祖蓮如は当時の教団を、浄土真宗の本来の形に立ち返って改革したことで有名
その政策の一つとして蓮如は地方の寺から仏像を没収し、火にくべて沸かした風呂に入ったという
これは阿弥陀如来の救いそのものに救いを求める浄土真宗においては阿弥陀如来の仏像と言う信仰対象を矮小化したような存在は不適切と言うことらしい
その代わりの本尊として蓮如は各地に自筆の名号(南無阿弥陀仏)を書いた紙を配ったという
しかしさすがに荒治療が過ぎると思うし、今の浄土真宗でも仏像自体は別に禁止されていないためちょっと過激すぎるようにも思う
14:名無しの歴史部員 ID: ID:FFU
表面上の文献や電文じゃわからんこともあるよな
16:名無しの歴史部員 ID: ID:xn2
まあそれはそうなんやが何せ他にそういう例を聞いたこと無いし・・・
15:名無しの歴史部員 ID: ID:xn2
ある時川に落ちたマンゴーの実が下流の王様のところに流れてきた
それを食べた王様はあまりの美味しさにもっとそのマンゴーが欲しくなった
そこで王様はマンゴーの果を取りに行かせその木の近くにいた邪魔な猿たちを殺させようとする
猿の王は仲間を守るため自分の手足で両岸をつかみ自分の体を橋代わりにして猿たちを逃がす
それを見た王様は感動して猿を助けようとする
この話には二つの結末があって一つは、力尽きて手を放し落ちた猿の王を感動した王様の手下が網で助けるハッピーエンド
もう一つは力尽きて死ぬエンド
どっちにしても王様がクズ
17:名無しの歴史部員 ID: ID:xn2
真言宗の祖空海は当初、天台宗の祖最澄と仲が良く教典を貸す仲だったがある時自分の寺に密教を学びに来た最澄の弟子を引き抜いて自分の弟子にするという事件が起きる
この後最澄と空海は、空海が実際に現場で学ばなければならないとしていた経典の、貸し出しを巡って決別するがこの事件はそれ以前
つまり空海と最澄がまだ友人だった状態で空海は弟子を引き抜いたことになる
18:名無しの歴史部員 ID: ID:ppb
あと4番は諸説あるんやなかったか
19:名無しの歴史部員 ID: ID:xn2
ワイはこんな感じで学校で習ったで
20:名無しの歴史部員 ID: ID:6QX
そんだけ俗世への未練をかき立てる相手やからこそ
って感じするけどな
24:名無しの歴史部員 ID: ID:xn2
まあ愛着が無ければ妨げにもならんやろうし実際仲が悪かったとかそういう話でも無いんやと思う
ただ出家の道で考えるとだからこそ妨げになるという悲しい話やね
21:名無しの歴史部員 ID: ID:xn2
中世も半ば日蓮宗が京都で勢いを増し各地に寺が建てられると、勢いづいた日蓮宗側は天台宗本山、延暦寺の僧侶たちに論争を持ちかける
延暦寺の側もそれに応じ、延暦寺の僧侶と日蓮宗の一般信徒との間で論争するがこの論争で延暦寺側は負けてしまう
面子を潰された延暦寺は腹いせとして朝廷に、日蓮宗が名乗っていた法華宗と言う名称の使用禁止を求める
朝廷がそれを否定すると延暦寺の僧侶たちは合議を開き日蓮宗の襲撃を計画する
後日延暦寺の僧侶は都に降りに利練習の寺に襲撃をかけ多数を破壊する
この結果京都での日蓮宗の勢いはしばらく弱まることになる
30:名無しの歴史部員 ID: ID:xn2
あ、補足すると法華宗という名称の由来は天台宗、日蓮宗双方が最も重要としてる法華経からくる名前や
つまり法華宗と名乗ると紛らわしい上に日蓮宗の側が正統みたいになるんやね
だから天台宗側の気持ちも分からいではない
ただタイミングが当てつけ感ありすぎた
62:名無しの歴史部員 ID: ID:dYp
これは補足が必要かも
歴史的には天文法華の乱って言うんだけど
まず勢力を増した法華宗(日蓮宗)が京都で好き放題したのが始まりや
そこに浄土真宗(本願寺)が地方から衆徒を入れて対抗して来るって噂が流れたので
法華宗が先手を打って山科本願寺その他を焼き討ち、浄土真宗を京都から駆逐した
これによってさらに増長した法華宗が地子銭(税金)を拒否したり京都を独自支配する動きを見せ始める
延暦寺への問答(松本問答)はそれを固めるための一石で
これによって周囲の仏教勢力を完全にキレさせた
延暦寺や本願寺、興福寺が手を取り合っただけでなく
仲介に入った六角氏も「やっぱ法華は滅ぼさんとあかんな!」って合力したくらい
法華宗の行動は目に余ってたと言うことやね
65:名無しの歴史部員 ID: ID:xn2
はえ~
補足サンガツ
確かに説明が足りてなかったわ
27:名無しの歴史部員 ID: ID:cEm
34:名無しの歴史部員 ID: ID:xn2
どんなんやっけ?
39:名無しの歴史部員 ID: ID:cEm
結婚したくないから存在しないレベルの女性像を作らせてこれにそっくりな美人がいたら結婚してやるって
40:名無しの歴史部員 ID: ID:xn2
草
やっぱシッダールタ関係の話はおもろいわ
63:名無しの歴史部員 ID: ID:6F6
生まれたときに天上天下唯我独尊ってイキる話ほんと好き
68:名無しの歴史部員 ID: ID:xn2
一人一人みんなが尊いって意味だから・・・
32:名無しの歴史部員 ID: ID:qym
今思ったけど邪魔ってひでえ字面やな
邪魔なだけで邪魔呼ばわりするの可哀想やろ
36:名無しの歴史部員 ID: ID:xn2
邪な魔やしな
引用元:仏教徒ワイが仏教のぐう畜エピソードで打線組んだ
一向宗の堺の三好襲撃→そのままの勢いで法華宗の寺の破却→制御聞かないから法華宗煽る、これに本圀寺系法華宗徒が乗って細川家等の皆さんと山科本願寺襲撃(しらべりゃわかるが、参加宗徒が少なく、一方面しか抑えられてない)→四条門流が六条門流に負けてられるかと天台宗の僧侶を論破→あとはスレの流れ