maxresdefault (56)


1
名無しの歴史部員 

彡(゚)(゚)「暇な時に書き溜めたのを流していくで〜

彡(-)(-)「ちなこういうのは初めてやし大目にみてクレメンス」

彡(゚)(゚)「あと結構長いかも」




 

3名無しの歴史部員

彡(゚)(゚)「さてライン演習作戦って一体なんや?って所からやけど、これはWW2ドイツ海軍の水上艦隊による対イギリス海上封鎖/通商破壊作戦のことや。」

彡(゚)(゚)「内容としてはビスマルク級×2、シャルンホルスト級×2、それとヒッパー級重巡のオイゲンを中心とする艦隊をイギリスの向こう側の大西洋に派遣、新大陸や植民地からの補給を遮断する、というものや。」




4名無しの歴史部員

彡(゚)(゚)「実際ドイツ海軍はこの作戦に合った軍艦を多数建造する手筈やったんや(Z計画)」

彡(^)(^)「まぁちょび髭伍長が海軍との約束を破って開戦したから計画はご破算になってもうたけどな。」




5名無しの歴史部員

彡(-)(-)「さらにヒドイことに参加する艦艇の内シャルンホルストは機関故障(機関が高圧過ぎて設計が無茶)グナイゼナウは爆撃で修理中、ティルピッツは訓練中…」

彡(゚)(゚)「んで結局ビスマルクとプリンツ・オイゲンの2隻のみが出撃したんや。」

彡(`)(’)「こんなんで天下のロイヤルネイビーに勝てるわけないやろ!(結果を知るもの特有の暴言)」




7名無しの歴史部員

ええやん
ぜひ続けてクレメンス




8名無しの歴史部員

>>7
ありがとうやで

彡(゚)(゚)「んで、出撃後数日で英重巡やスウェーデンの軽巡に発見された。当然英戦艦部隊に追跡され、遂に戦闘になったんや。」

彡(゚)(゚)「これがデンマーク海峡海戦やな。」

彡(゚)(゚)「当然戦力的には戦艦1、巡戦1、重巡2、その他駆逐艦複数の英艦隊が有利やった。」




10名無しの歴史部員

彡(-)(-)「しかし弱点も多かった。
巡戦フッドは水平防御が弱く、POWは実は未完成、北海の荒波で駆逐艦は戦力にならんかったんや。」

彡(゚)(゚)「砲弾の落下角の大きい遠距離戦ではフッドは水平防御をブチ抜かれ得るからこの時英艦隊は中〜近距離戦を望んだんや。」

彡(゚)(゚)「つまり独艦隊に対し最短距離で突っ込む必要が、そしてそのためには独艦隊の正確な位置を知る必要があったんや。」




11名無しの歴史部員

しかしなぜこのスレを?




12名無しの歴史部員

>>11
暇しとるときについ思い立ってしもうたんや

彡(-)(-)「しかし英軍は独艦隊を見失ってしまうんや。そして気づいた時には両艦隊は同行戦の形になっとった。これじゃ距離を詰めてる間にバカスカ打たれてまう最悪の形態や。」

彡(゚)(゚)「で、実際そうなった。更にフッドは艦型のよく似たプリンツ・オイゲンをビスマルクと誤認してしまうんや。結果フッドとPOWはビスマルクに集中攻撃が出来んかった。」




15名無しの歴史部員

彡(゚)(゚)「一方の独艦隊やけどこいつらの艦は近距離戦に最適な艦だったんや。」

彡(゚)(゚)「例えばビスマルクの主砲、こいつは軽量高初速の大砲なんや。」




16名無しの歴史部員

彡(゚)(゚)「こういった砲弾の特徴は遠距離では威力が低下することや。つまり中〜近距離戦用なんやな。」




18名無しの歴史部員

彡(-)(-)「さらにビスマルクの装甲配置や。ぶっちゃけビスマルクの装甲配置はWW1の頃と何ら変わらん。他の列強海軍より20年は遅れとる。」

彡(゚)(゚)「しかしこれは遠距離視界の利かない北海では非常に合理的なんや。水平に着弾する砲弾はビスマルクの強く傾斜した内部装甲を貫通できん。」




21名無しの歴史部員

彡(゚)(゚)「たとえ上部構造物が全て吹き飛んでも機関は無事。中〜近距離においてビスマルクはまさに不沈艦なんや。」




22名無しの歴史部員

彡(-)(-)「結局の所、英巡戦はビスマルクを相手にするのに分が悪過ぎたんや。」

彡(゚)(゚)「で、英艦隊はビスマルクに接近するも有効打は与えられんかった。1発を除いてな(後述)」




23名無しの歴史部員

彡(゚)(゚)「そして運命の時は訪れてしまう。ビスマルクの砲弾が距離17000mでフッドの第3砲塔付近に着弾、副砲弾が誘爆、さらに副砲弾庫が誘爆したんや。」

彡(-)(-)「最悪なことに副砲弾庫は主砲弾庫を囲うように配置してあった。主砲弾庫も誘爆し、フッドは轟沈してしまったんや。」




24名無しの歴史部員

彡(゚)(゚)「独艦隊は更に砲塔にPOWを袋叩きにしたんや。手酷い損害を受けた英艦隊は撤退する。」

彡(゚)(゚)「しかしビスマルクも無事では無かった。特に痛かったのがさっきチラッと書いた1発、艦首に命中し燃料タンクを破壊した1発や。」




27名無しの歴史部員

彡(-)(-)「この一撃が燃料を流出させ、当初ビスマルクが予定した通商破壊戦は不可能となったんや。」




28名無しの歴史部員

彡(゚)(゚)「一方、フッドを沈められた英海軍怒りは相当なものだった様で、すぐさまビスマルク追撃部隊が編成され、出撃したんや。本国どころかジブラルタルからも戦艦1空母1を廻したんや。」




29名無しの歴史部員

彡(-)(-)「タンクをやられて逃げたいビスマルクとそれを援護する8隻のUボート部隊、ビスマルクをこの手で沈めないと怒りが収まらない追撃部隊の死闘が始まるんやな。」

彡(^)(^)「まぁ8隻のUボートのうち5隻が帰投中の艦でさらに内2隻が魚雷切れだったんは秘密やで。」




30名無しの歴史部員

彡(゚)(゚)「一度は戦闘から退いた英軍やが重巡2がPOWを護衛しつつ絶えずビスマルクに触接し続けた。」

彡(゚)(゚)「そして空母ヴィクトリアス搭載のソードフィッシュがビスマルクに魚雷を命中させたんや。」




31名無しの歴史部員

彡(゚)(゚)「しかしビスマルクの損害は軽微で、隙をみてビスマルクは触接艦隊から逃れることに成功したんや。」




32名無しの歴史部員

彡(゚)(゚)「しかしここでビスマルクは大きなミスを犯したんや。」

(`・ω・´) 「どうせまだ英艦隊の触接下にあるんだし戦闘記録を送信してもいいだろう。」

彡(゚)(゚)「このときの電波からビスマルクは再捕捉され 、足止めのための雷撃機隊をおくりこまれるんや。」




35名無しの歴史部員

彡(゚)(゚)「26日、ビスマルク護衛のために哨戒中のU-556が北上する艦影を発見、ジブラルタルから来た戦艦レナウンと空母アークロイヤルや。」

彡(゚)(゚)「護衛の駆逐艦も付けずにただ真っ直ぐ進む両艦は潜水艦にとって格好の獲物やで。」




38名無しの歴史部員

彡(゚)(゚)「かつて『海にあって水中にあって常に助力を惜しまない』と誓ったU-556は発艦準備を整え猛進するアークロイヤルを指を咥えて見ている他無かった。乗員は無念だったやろなぁ…」




39名無しの歴史部員

彡(゚)(゚)「このアークロイヤルから発艦したソードフィッシュ隊はビスマルクの運命を決定付けたんや。」




40名無しの歴史部員

彡(゚)(゚)「夜間にも関わらず魚雷はなんと2発命中、この内1発の魚雷がビスマルクの命取りになった。この1発がスクリューを一基破壊、スクリューが船体に食い込んで舵が動かなくなったんや。」




41名無しの歴史部員

彡(゚)(゚)「そしてこの2発の魚雷による浸水はみるみる増加、左舷に傾斜しはじめる。」

彡(゚)(゚)「この後ビスマルクは触接中の英軽巡を追い払うんやけど、今度は駆逐艦の群に付きまとわれたんや。」




42名無しの歴史部員

彡(-)(-)「そしてとうとうビスマルクの速力は5ノットまで低下…もう年貢の納め時やね。」

彡(゚)(゚)「27日の朝、ビスマルクは戦艦ロドニーとKGV、重巡ノーフォークとドーセットシャーに捕捉される。」




43名無しの歴史部員

彡(゚)(゚)「距離22000mでの命中弾で前部砲塔2基が機能停止(ロドニーより)さらに測距儀破壊(ノーフォーク)第3砲塔機能停止(KGV)第4砲塔バーベット貫通(ロドニー)…」




44名無しの歴史部員

彡(゚)(゚)「反撃できないビスマルクにロドニーは更に接近、距離3000仰角マイナスで主砲を発射しとる…もはや零距離射撃を越えた何かやな。」




46名無しの歴史部員

彡(-)(-)「400発の命中弾を受けて遂にビスマルクは洋上の廃墟…ジュットランド沖海戦の時の戦艦ザイドリッツよりも酷い状態やがまだ沈まんかった。」

彡(゚)(゚)「あまりにも戦闘距離が近すぎて水面下の構造に被害が出なかったからやね。」




47名無しの歴史部員

彡(-)(-)「しかしこの浮かぶ廃墟を持ち帰ることは誰から見ても不可能や、結局ビスマルクは戦闘中に自沈処理を行っとる。」

彡(゚)(゚)「自沈処理と並行した英軍の攻撃によりビスマルクは10時40分に遂に沈没したんや。」




48名無しの歴史部員

彡(゚)(゚)「こんなクソ長い文をここまで読んでくれたニキらには申し訳ないがワイの趣味にもう少し付き合ってもらうで。」

彡(゚)(゚)「ビスマルク級の出来不出来のお話や。」




52名無しの歴史部員

彡(゚)(゚)「まず主砲や。ビスマルク級の38cm砲は…」

レナウン級(巡戦) 228mmー26000m
フッド (巡戦)305mmー210000m
R級・QE級(戦艦) 330mmー18000m
ネルソン級(戦艦) 356mmー15000m
KGV級(戦艦) 381mmー14000m

彡(゚)(゚)「ドイツ海軍がデタラメ言ってなければまぁざっとこんな感じの距離で装甲をぶち抜くことができたはずや。」




55名無しの歴史部員

彡(゚)(゚)「ビスマルク級だと15000mで大抵の英戦艦の装甲は抜けるんやが…」

彡(゚)(゚)「問題の英海軍の想定交戦距離は20000m、この距離やとちと厳しいんやな。」

彡(゚)(゚)「まぁ戦艦相手だとビスマルク級の速力30ノットで距離の主導権はドイツ側にありそうなんやけど…」

彡(゚)(゚)「ぶっちゃけドイツの機関は持病持ちやしなぁ…」




56名無しの歴史部員

彡(゚)(゚)「次、防御。うんちw」




57名無しの歴史部員

彡(゚)(゚)「いや、真面目な話これは問題があるで。まず水中防御がアカン。ヴィクトリアスの航空魚雷1発で機関室に浸水しかけとるんや。」

彡(゚)(゚)「ビスマルク級の防御で参考にしたのは戦艦バイエルンのものや。」




58名無しの歴史部員

彡(゚)(゚)「WW1の戦艦は魚雷のダメージは石炭庫で受け止め可能な方式なんやがWW2の重油タンクじゃ無理や。」

彡(゚)(゚)「更に舷側防御はともかく水平防御がアカン。降ってきた弾に機関より上をぐちゃぐちゃにされてまう。」




61名無しの歴史部員

彡(゚)(゚)「ビスマルクの装甲は戦闘結果からも分かるように『沈まない』ことに特化して『戦闘力を維持する』ことが出来んのや。」

彡(゚)(゚)「ビスマルク級がなぜ戦艦としては異例のインファイターになったか、おそらく設計能力が他国の20年前レベルで止まっとったからやろなぁ。」




62名無しの歴史部員

彡(゚)(゚)「もしドイツに他国と同じ設計能力があればビスマルク級の姿は大きく違っとったやろうな。」




63名無しの歴史部員

なぜこうもww2では戦艦をバカスカ沈めてしまうのか




64名無しの歴史部員

>>63
航空機の時代ってことやな




67名無しの歴史部員

>>64
いやそうじゃなくて
無防備にしすぎやろ
大和も武蔵そうやし




68名無しの歴史部員

>>67
大和に関してはもう日本に護衛空母つけるほど戦力が残ってなかったからしゃーなし




69名無しの歴史部員

>>67
大和武蔵に関しては米軍に対抗出来る航空戦力がもうなかった




71名無しの歴史部員

>>69
レイテのときはそこそこの空母艦隊が一緒じゃなかったっけ?




73名無しの歴史部員

>>71
瑞鶴とかはいたけど航空機の数がアレやったし熟練(キチガイじみた練度)の
パイロットがミッドウェーでいっぱい死んじゃったし




65名無しの歴史部員

彡(゚)(゚)「結局ビスマルク級は『最新鋭旧型戦艦』に過ぎんかった、そしてこれがドイツ海軍の限界っちゅーことやね。」

彡(゚)(゚)「長い割りにモヤモヤな終わりで申し訳ないがとりあえずここまでや。付き合ってくれてありがとうやで。質問あればできる範囲で答えるで。」




70名無しの歴史部員

>>65
ビスマルクは「生存性」に特化してるってあったけど、それはWW2以後のアメリカの艦艇のように
ダメージコントロール重視がされていたって解釈でええんかな?




75名無しの歴史部員





こんな感じや




78名無しの歴史部員

今北産業
勉強になったで




90名無しの歴史部員

軍隊なんてどんなに擁護しようと負けたらゴミだからな




91名無しの歴史部員

>>90
勝ってもあること無いことボロクソ言われるイタリアェ…




93名無しの歴史部員

>>91
負けるよりはマシだぞ
まぁ政治家は負けても一部の人間に全部押し付けられるから楽やし
軍人の中には政治家もいるから負けてないって擁護するバカもおるが




95名無しの歴史部員

>>93
特にWW2は勝っても(大英帝国没落)負けても大損な戦争やったなぁ…




96名無しの歴史部員

>>95
負けてもって簡単に言うけど負けたら焼け野原だぞ




94名無しの歴史部員

英はフィッシャー提督のこだわりが変な方向に…




97名無しの歴史部員

>>94
フィッシャー提督の設計艦は装甲関係をよく言われるけど戦艦が沈みまくったユトランドでは英海軍は防火扉開けっ放しだったってのも原因の一つだとか




100名無しの歴史部員

ガチれば余裕wwwwwwwwwとか言ってる奴にそもそもガチらせないのは有能
なお




108名無しの歴史部員

今北やがおもろかったで




引用元:%quote_title%